タスクシュートで「直線距離」を確保する
飛行機が離陸するには一定距離の滑走路が必要です。
この距離を「離陸距離」と呼ぶそうです。
離陸距離に加えて一定の速度も必要です。
この速度には2段階があります。
まず、エンジン等のトラブルにより離陸を中止するか否かを決定するための「V1(離陸決定速度)」。
次に、飛行機が地面を離れる速度として「V2(安全離陸速度)」があります。
なぜ唐突に滑走路やら離陸やらの話をしているのかというと、タスクシュートはまさに滑走路になぞらえることができるからです。
朝起きてから寝るまでの「距離」は言ってみれば自分という飛行機が離陸するまでの「離陸距離」です。
離陸するためには、次の2段階があります。
1.その日一日をいつものコンディションで始める
2.その日一日の予定やタスクをこなして、健やかに眠りにつく
1は、朝起きて「あ、何か今日は調子が悪いな」と感じたら、仕事を休むという判断をするでしょう。この判断が不要であれば、第1段階はクリアです。
2は、まさにタスクシュートの面目躍如。
「TaskChute2」のページに掲載している以下の滑り台(chute)の写真は実は滑走路なのです。
もし、滑走路上に障害物があったり、途中で舗装が途切れていたりすれば、「離陸」は難しくなるでしょう。
とはいえ、最初から最後まで、つまりタスクシュートの最初のタスクから最後のタスクまでのすべてのタスクを取りかかる順番に並べて、この順番を厳格に守ることもまた難しいものです。
では、どうすればいいか?
そこでセクションが役に立ちます。
離陸は何回かに分けても良いのです。むしろ分けた方が確度が上がります。
短い滑走路を複数組み合わせるイメージです。
一日という「字」を一筆書きではなく、何画かに分けて、一画ずつ、しっかりと書くことで、安定感を高めることができます。
▼参考記事
※本記事は「タスクシュート・ジャーナル」の転載記事です。