プロコーチの大下千恵さん(@yawn_c)と対談しました。
全5回のうちの第5回(最終回)です。
ありがとうございます!
改めまして、シゴタノ!の大橋ですこんにちは。
これまでの回をすべて聴いてくださった方も、
最終回の今回のみ聴いてくださった方も、
とりあえずこの文章だけを読んでくださっている方も、
まずはお付き合いくださりありがとうございます!
音声はインプットもアウトプットも高速にできる
今回は4分ちょっとの短い音声ですが、この音声はぜひ音声として聴いて欲しい内容です(音声版しかないので音声でしか聴けないのですが!)。
その音声の冒頭でもお話ししていますが、音声という形だからこそ今回のようなお話ができたからです。
ここには次の2つのポイントがあります。
1.文章ではなく音声だからアウトプットできた
2.質問されたからアウトプットできた
1.文章ではなく音声だからアウトプットできた
「いつかブログに書こうと思っていた」ものの、日の目を見ずに眠っていたことを今回アウトプットすることができました。
今まで眠っていたのは、「文章の形でアウトプットする」という前提があったためです。「アウトプットは文章で行うものだ」という思い込みがあったわけです。
文章も音声も、考えないと書けない・話せないものです。
人が最初に習得するのは音声によるコミュニケーションです。
赤ちゃんと文通できるようになるにはだいぶ時間がかかりますよね(その頃にはもはや赤ちゃんではなくなっている…)。
ということは、たいていの人は音声でのコミュニケーションの方が得意なはずです。
もちろん、「いやいや、私は口下手ですから…」という方もいらっしゃるでしょう。
そこで2つ目のポイントです。
2.質問されたからアウトプットできた
今回お話した内容は「いつかブログに書こうと思っていた」ことでした。
でも、話し始めてみて初めてそれが「いつかブログに書こうと思っていた」ことだったと気づきました。
つまり、千恵さんに質問されるまで忘れていたのです。
あるいは、「わざわざブログに書くまでもない」と思っていたこともありました。
でも、目の前に「それ」を教えてくれ、という人がいれば、まさに口をついて出てしまいます。
「知ってるけど、わざわざ口にするまでもない」などとは答えづらい。
知っていたら言わずにはおれないわけです。
うまく答えられなければ、相手はさらに質問をしてくれます。
これを繰り返していくことで、その場で相手を満足させることができるのです。
同時に、自分の頭の中も整理できます。
思ってもみなかった方向から質問が飛んでくれば、自分でも驚くような答えが飛び出す、こともあります。
自分で話したことを繰り返し聴く効用
『独学大全』に「シンクアラウド(Think Aloud)」という技法が紹介されています(技法52)。
簡単に言えば、
思考をできるだけ言葉にして声に出し、
これを録音しておき、
この録音を聴き返しながら思考を追いかけ、
思考を追いかけながらメモを取り、
なんなら全文文字起こしして、
全文文字起こしに気づいたことを追記・修正する
を繰り返すという学習方法です。
全文文字起こし以降はかなりハードルが高いと感じますが、それより前の、
言葉にして声に出し
これを録音しておき、
この録音を聴き返しながら思考を追いかけ、
思考を追いかけながらメモを取り、
の部分は録音さえできれば、比較的簡単に取り組むことができます。
PCの前にいなくても、移動中でも聴きつつメモを取ることはできるでしょう。
そして、この4つのステップはいずれも僕が千恵さんと対談 → 音声の編集 → 音声に添えるテキストの作成の中で行っていることです。
対談して → 音声コンテンツを作って → アウトプットする、という一連の行為は、まさにシンクアラウドだったのです。
『独学大全』には、
ヒトは自分の考えを声に出す時の方が、声に出さず静かに学んでいる時よりも素早く、そして深く学ぶ。
という一文がありました。
↓以下、「シンクアラウド」について直接の言及はありませんが、『独学大全』の解説記事です(by 倉下忠憲さん)。
「いつか書く」より「いますぐ話す」
長々と書いてきましたが、要するに音声から始めましょう、ということです。
音声でインプットしたら、すぐに音声でアウトプットする。
ブログは「いつか書く」になりがちですが、音声なら「いますぐ話せる」はずです。
できれば、質問に答える形の対談形式がおすすめです。
お友だちやパートナーの方と一緒に、ぜひ始めてみてください!
当初用意していた全5回は終わりましたが、引き続きお送りしていきます。
取り上げて欲しい話題やご質問などがありましたらハッシュタグ「#シゴタノラジオ」をつけて、ぜひお寄せください!
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